会長あいさつ

広島県眼科医会は、広島県内の眼科医で構成される組織で、昭和25年(1950年)10月に創立され、本年(2022年)で、創立72年目を迎えました。会則には、その目的として「眼科に関する社会事業への協力」、「保険及び医療制度の健全な発展」、「専門知識の向上」等を掲げており、日々眼科医療に関する研鑽に務めております。

竹田欣史会長

竹田欣史会長

 

本会の活動には、以下の3つの大きな目標があります。

1.県民の皆様の「目」を守るための事業を推進する。

2.視覚障碍をお持ちの方々を支援する。

3.眼科医師の知識と技術の向上、眼科医療に関わるスタッフ教育の充実を諮る。

 

県民の皆様の目の健康増進を目的として「目の健康講座」を開催し、目の病気に関する講演や健康相談を通して、最新の眼科医療情報を提供いたします。また、急病の方には、県内の眼科医が協力し、準夜間は「千田町夜間急病センター」で、休日・祝祭日の昼間は輪番による眼科当番医の施設で診察を行っています。学校保健事業では、児童、生徒の皆さんに視力や色覚、目の病気を検査して、病気や視力低下の早期発見を図っています。また、三歳児健診における弱視早期発見のため、市町村自治体に屈折検査機器導入の働きかけを行っています。その他にも「ひろしまドナーバンク」を支援し、角膜移植医療の推進に協力しています。

視覚障碍をお持ちの方には、「ロービジョンの集い」という事業を中心に、最新の視覚再建医療、補装具の体験や使い方、福祉サービスなどについて情報を提供し、教育・福祉関係者、介助者、家族の方々と様々な課題を共有していただけるように務めております。

眼科医師への最新の専門的情報提供のために講習会を開催するとともに、医療機関で皆様と接する眼科スタッフを対象とした講習会も開催し、スタッフ教育の充実にも力を注いでおります。

2022年4月に執行部が交代し、会長、副会長3名、常任理事13名が前執行部の会務を引き継ぎ、意欲的に会務に取り組んでおります。広島県眼科医会の会員が一丸となって県民の皆様の眼を守るという活動に取り組んでゆく所存でおりますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。

広島県眼科医会 会長 竹田欣史