ロービジョンの集い2010

2010年、第7回ロービジョンの集い
2010年(平成22年)11月7日(日)
講演1 :「広島市の視覚障害者の福祉施策について」
広島市健康福祉局 障害福祉部長 松出由美氏
講演2 :「ロービジョンケアのA、B、C、」
北九州市立総合療育センター 眼科部長 高橋 広先生

報告(広島県眼科医会報から転載)

第7回「ロービジョンの集い」が、平成22年11月7日(日)、広島国際会議場で開催され、患者、その家族、学校関係者、行政担当者など130人の参加者がありました。

昨年までは、「ロービジョンの集い」は単独で開催されていましたが、今年は、「目の健康講座」、「ロービジョンの集い」、「広島地方眼科学会」、「広島県眼科医会講習会」、「広島県眼科医会総会」を統合したイベントの一環として、行われました。

山代浩人広島県眼科医会会長の開会の挨拶に続いて、広島県知事代理の広島県健康福祉局保健医療部長、津山順子氏、広島市長代理の広島市健康福祉局長、志賀賢治氏が来賓のご挨拶をされました。

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松出由美氏の講演

来賓のご挨拶の後、講演が始まりました。まず、広島市健康福祉局障害福祉部長の松出由美氏が、「広島市の視覚障害者の福祉施策について」という演題で、広島市で行われている視覚障害者の福祉施策の現状を詳しく説明されました。

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高橋広先生の講演

次に、北九州市立総合療育センター眼科部長の高橋 広先生が、「ロービジョンケアのA、B、C」という演題で講演されました。高橋先生は第4回の「ロービジョンの集い」に次いで2度目の講演で、いつもながらの熱の入った身振り手振りのお話は、患者のみならず私たち医療側の者にとってもたいへん有意義でした。

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福祉機器展示

また、講演と平行して、ロービジョンの方のための福祉機器展示も行われました。

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会場の様子

広島県眼科医会は、「ロービジョンの集い」に広島県と広島市の医療行政の責任者に参加してもらうことで、広島県、広島市、眼科医会の3者が協力してロービジョンケアに取り組んでいる姿勢をアピールしてきました。今回、RCCテレビの取材があり、ロービジョンについての特集がテレビで放映されたのも、今までの取り組みが実を結んだ結果ではないかと考えています。今後、これを機会に、ロービジョンケアがさらに注目され発展していくことを期待しています。

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献眼パネル展示

最後になりましたが、今回の「ロービジョンの集い」開催にあたり、お手伝いいただきました関係者の方々にお礼申し上げます。