子育て応援団すこやか2006

イベント概要
とき:平成18年5月27日(土)…28日(日)(完了)
ところ:広島県立総合体育館(グリーンアリーナ)
各種企業が協賛する一般市民参加のイベントです

すこやか2006 報告

sukoyaka 2006 kanban

会場の看板

広島テレビ放送が実行委員会の中心となり広島県眼科医会が後援者の一員となっている「子育て応援団 すこやか2006」が、今年も開催された。
このイベントは今年で3年目を迎えた。『みんなで子育て みんなでだっこ』をテーマに、子育てを応援する各企業・団体に協賛いただき、展示会・セミナー・相談会などの楽しいイベントを通じて、次世代を担う子どもたちを安心して育てていける、健やかな笑顔あふれる社会づくりと子育て支援の環境づくりを趣旨として、実施されている。
医療関係は、県眼科医会のほかに、県小児科医会、県耳鼻咽喉科医会、県皮膚科医会、歯科医師会などが後援し、サポートゾーンとして、ハートチェックコーナー(超音波エコーを使って心臓の動きを見てみよう)、耳あかチェックコーナー(耳の中はどうなっているのかな?モニターで見てみよう)皮ふ相談コーナー(アトピーなど皮膚のことについてなんでもお答えします)歯科チェックコーナー(ちゃんと歯磨きできているかな?)目についての相談コーナー(専門の先生が目の相談を受けます。視力もはかれます)といった内容で健康チェックを行った。

 

子供の視力検査の様子

さて、準備段階では主催となっている広島県医師会の担当常任理事である井之川廣江先生にいろいろと眼科のために骨をおっていただき、広島視能訓練士会の代表である横町文子氏には、打ち合わせ会に出席をお願いし当日の流れなどを検討いただいた。そして開催当初よりご尽力いただいている森信隆吉先生にご計画いただいた、視力検査と目の健康相談を中心に、去年の反省点を考慮し当日の流れを考えて、今年も医師2名で健康相談を受け、視力は3ヶ所で3メートルにて行なうこととした。また、去年は機械を持ち込まなかったが、今年は据え置きオートレフ、手持ちオートレフ、Teller acuity cardを持ち込み、使用はせずに使い方を説明することにした。

検査の様子

当日は、1日目19,386人、2日目25,726人、2日間で45,112人と曇りにもかかわらず、去年とほぼ同数の来場者であった。マスコミの集客力のすごさには驚かされるばかりである。受付総数は去年とほぼ同数であったが、今年は目の健康相談の内容として視力の相談がかなり増えていたのと、視力検査も低年齢層での検査が増えていた。イベント会場の喧騒の中での絵指標での視力検査にはかなりの根気と労力を要するが、さすが、ORTの皆様方、しっかり教えて上手に測定されていた。回を重ねるごとに、充実し今年は、とてもスムーズにいい形で行われた。

視力検査の様子

広島県眼科医会としては、このイベントを通して、3歳児検診の頃の正確な視力検査の必要性、つまり弱視の早期発見、早期治療を、子育てにかかわる皆様方に、ご理解いただけるような啓発活動の一環としていけるようこれからも年々レベルアップして行くことができればと考えている。また、今回も、『3歳児検診で弱視の早期発見を』という日本小児眼科学会監修のパンフレットを利用して配布させていただいたが、小児科的な全身の成長と発達と、視力の成長と発達に関することが分かりやすく一緒に書かれた広島県としてのパンフレットがあったらよいのではないかという意見も出ていた。
(表1) 眼科チェック結果

1日目 2日目
受付総数 287名 346名
視力検査 193名 267名
目の健康相談 71名 145名
視力の説明・その他 71名 50名

(重複あり)
(表2)  視力検査結果(クリックで拡大)

(表3) 目の健康相談内容

視力の相談 48名 色覚異常について 6名
目やにが出る 27名 充血する 6名
斜視について 24名 涙が出る 6名
逆まつげ 20名 かゆい 2名
白目に黒い点がある 17名 近視について 1名
アレルギー性結膜炎 14名 麦粒腫 1名
視力の測定結果を 10名 その他 25名
TVに近づいてみる 9名

最後に、ご協力いただいた方々のお名前を記し、お礼に変えさせていただきます。 医師:井之川廣江、寺田佳子、森信隆吉、山根貴司各先生 視能訓練士:芥川加奈子、塩冶愛、小川純子、小田直秀、國司美智子、黒瀬真里江、下迫翼、住田明浩、住田路子、田辺静江、土田隆一、土井万貴子、原久美子、平山由佳、富士本絵美、藤本奈津子、舟橋和恵、森田雅子、横町文子各視能訓練士                             (担当常任理事 橋本克枝)

すこやか2006関連リンク
広島テレビ記事
ひろしまこども夢財団
広島県医師会情報 ビデオ
広島児童文化専門学校記事
—2006.7.13更新—