目の健康講座2012

「目の健康講座」
とき:平成24(2012)年9月9日(日)11:00-12:30(開場10:45)
ところ:広島国際会議場 ダリア1(平和公園内)
プログラム
講演1「子どもの目の病気」
   広島大学眼科学教室助教 横山知子先生 
講演2「目が赤い」
   愛媛大学眼科教授 大橋裕一先生     
目の健康相談 
   座長 広島大学眼科教授 木内良明先生
同時開催
 ロービジョンの方のための福祉機器展示・相談 9:00-13:00 
(財)ひろしまドナーバンクポスター展示と登録受付 9:00-13:00
kanban
 広島県眼科医会では平成9年より毎年、対社会的事業の一環として、一般市民を対象とした公開講座「目の健康講座」を開催しています。第16回の今回も広島大学眼科学教室に共催して頂き、広島国際会議場にて上記プログラムで開催されました。
 開催の告知は会員の先生方の医療機関および関係機関へお配りしたポスターとチラシで行いました。はがき・FAXでの聴講申し込みは127人で、開催当日は約140人が聴講され、希望された方はほぼ全員聴講できたものと思われます。今年は広報活動不足のためか聴講者が少なめでした。
 当日は同じ会場での「ロービジョンの集い」のあとに引き続いて、目の健康講座が開かれました。ロービジョンの集いの参加者のうち多数の人達が目の健康講座に出席されていました。

 講演会は担当理事平野が司会を担当して開会のお知らせを行い、その後、横山知子先生に「子どもの目の病気」と題してご講演頂きました。横山先生は子供の視力の発達、先天性疾患、子供に多い感染症などとその対処について説明をしていただきました。
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 次いで愛媛大学の大橋裕一教授に「目が赤い」と題してご講演を頂きました。目の構造の図解、そして目が赤くなる症状につながる各種の疾患を感染症、腫瘍、変性症などの豊富な写真と共に軽快なテンポで説明をされていました。
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 引き続いて「目の健康相談」が行われました。前年と同様に会場内で配布した質問用紙を休憩時間に回収し、理事の先生方に整理して頂いた質問事項に加え、聴講申し込みの際に添えられた質問もあわせて、講師の先生にパネルディスカッション形式で答えていただく方法で行いました。広島大学木内良明教授に座長として進行していただき、教授自身の回答と講師二人の回答もあわせて予定時間の中で円滑に質問が消化されました。聴講者の皆さんは終わりまで熱心に聞いておられました。最後に担当理事平野が閉会の挨拶を行い、無事に会が終了しました。
kyakuseki
 また、例年通りに「ロービジョンの方のための福祉機器展示・相談」を別室の会議室で行いました。昨年に続きORTに参加して頂いて、展示されたルーペ、単眼鏡、拡大読書器などを見学者に実際に試して頂きながら使用方法の説明をして頂きました。
 別室の会議室にはまた「ドナーバンクパネル展示と登録受付」コーナーも設置して、献眼活動のアピールも行いました。
 最後に、例年同様多大なご協力を賜りました広島大学眼科学教室、ひろしまドナーバンク、目を守る企業グループの皆様方には厚くお礼申し上げます。
  (公衆衛生 平野直彦)